カーポート選びから設置工事まで

カーポートは土地の形状はもちろん、車種や台数によって必要な間口も高さもが変わります。

今回は一番問い合わせが多い、標準的な「2台用」のカーポートの選び方についてご案内させて頂きます。

「2台用」とあっても、メーカーや強度によってサイズは異なるので、ご参考にして頂ければ幸いです。

カーポートの間口について

車のサイズに合わせたカーポートを選んでしまいがちですが、間口に余裕がないと乗り降りする時に屋根が足りず、ドアを開けるにもぶつかる心配をし、車庫入れにも一苦労となってしまいます。

2台用のカーポートは、最小サイズが48型、最大サイズが60型となります。

下記参考図はよく見かける乗用車2台(アルファードとアクア)を並列に駐車した図です。

48型の場合、軽自動車2台であれば乗り降りスペースの確保は出来ますが、普通車をとなると余裕があるとは言えません。

カーポートの設置は1度だけですが、自動車は必要に応じ買い替えが必要になります。将来を見越した上での間口の検討が必要です。

カーポートの奥行について

一般的には50型が主流となります。準的な車なら1台停めるのに丁度良いサイズであり、ミニバンでも問題ありません。

参考図(アルファード)のようなファミリーカーに54型や57型のものもあります。

トランクの利用が多い方や、車の前後を通って家に出入りするような敷地、カーポートの裏に自転車を置きたい等の場合は、余裕をもったサイズにすると快適です。

一般型のカーポートの柱はおおよそ屋根面から1メートルの場所にあり、柱と柱の間は約3メートルでその間に扉が入るようになっています。

カーポートの高さについて

標準柱(梁下約2.2m)でほとんどの車の高さは足ります。

しかし、ハッチバック(トランク)を開けた時の高さは、車高よりも高くなる車種が多くあります。

また、地面の勾配がきついと有効高が低くなることも注意点のひとつです。

設置工事の際、柱の設置に必要な埋設寸法が足らない状況にならないように設置する必要がある為、有効高がカタログ等に記載のある基本寸法より低くなります。

万が一心配な場合は、ロング柱(梁下の高さ約2.5m)で検討しておくと安心です。

※有効高 … 実際に使用できる高さのことで、屋根下の車を止めるスペースの高さとなります。

カーポートの強度について

カーポートは雨や風、雪や雹などから車両を保護する役割があります。

その中でも特に積雪の影響は、冬場長時間影響を受ける可能性が高いです。

その為、積雪地域に住んでいる方は積雪に対応しているカーポートを選ぶ必要があります。

一般型カーポート(積雪20㎝)

関東から東海、西日本にかけてはこちらのタイプがよく選ばれています。積雪20cmまで耐性がありますが、急な積雪などが予測される場合は規定積雪に達する前に雪下ろしが必要になります。

折板カーポートだと「900タイプ」となり30㎝対応となります。

カーポート 2台用 一般型

積雪地型カーポート(積雪~50㎝)

積雪対応のカーポートは、一般型カーポートに比べて積雪に耐えるよう柱や梁の太さが太くなっていたり本数が増えていたりと、荷重がかかっても大切な車を守れるよう強固な作りになっています。ポリカーボネート材で対応できる商品もあり、夏場などもカースペースが明るく保てるのも特徴です。

カタログでは「50」や「1500タイプ」と記載されています。

カーポート 2台用 積雪対応50㎝

積雪地型カーポート(積雪100㎝~)

豪雪地帯でも対応できるように、柱本数がさらに多くなったタイプが存在します。家屋の屋根高さ以上に積もる豪雪地域でもしっかりと車を守るカーポートもあります。

カタログでは「100」「150」や「3000タイプ」「4500タイプ」「6000タイプ」と記載されています。

カーポート 2台用 積雪地型

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カーポートの選び方まとめ